5月22日の日記

2007年5月22日 日常
知人とサムゲタン食べながら反省会。
性的不能よりも社会的に不能である状況を打開せねば。

以前、好きだった人に聞いた
「目標を達成したら心中しようと思ってる」
という言葉に一年以上心を塞がれていたけれど、私にはどうしようもないことなんだ、と思えた。
早く忘れたい。

インテリの人とまともに会話ができないのは相変わらずだ。
恋人と見るのは「アメリカの夜」ではなく「スカーフェイス」だし。
ホドロフスキーとタルコフスキーの区別もあんまりつかん。
ベルモンドよりもアルパチーノにぐっとくるのは、しょうがない。

5月20日の日記

2007年5月20日 日常
大学時代の人らと会う。
貸しっぱなしになっていた「狂四郎2030」を返してもらった。
久々にサークルの部室でお酒を飲み、ぱらぱらとそれらを読み返していたら、みんながいるにもかかわらず、たまらなくなって泣いた。
こういう人間になれたらと思った。
恋人に鬱陶しいと言われた。

学生時代にモラトリアムを謳歌して、社会に対して距離を置きたがっていた人に限って、大企業に内定をもらっている不思議。
しかも私はいつも、学生時代の彼らの姿を真に受けたまま、人づてに彼らが「立派な社会人」になったことを知る。

身の丈に合わないことをして、性的に不能になった。
時間を置けば治るのか。
私は阿呆だ。

5月15日の日記

2007年5月15日 日常
友人がムカデを見たことがないそうな。
非常に非常にうらやましい。

焦るが、でもぼーっとふらふらしてるといけないと思ってしまい、いやむしろ焦らねば、と思う。
きちんと現状を把握して自分自身を律して奮い立たせる、という感じではなく、誰かに怒られるのを避けるために、せめてそういうポーズから入らねば、という腐った感じだ。
いかーん。
でもこのいかーん、という言葉も甘っちょろすぎて弱すぎる。
いかーん。

5月13日の日記

2007年5月13日 日常
ムカデに驚き恋人を慰め証明写真を撮る。
これで一日が終わってしまった。

知人

2007年5月11日
知人に激しい人がいる。
議論好き。
自分がしないことを相手に当然のように求める。
たとえ屁理屈を使っても、絶対に折れない。
私はそういうところにいつもむっとして、彼と二人でいるとよく険悪な雰囲気になった。
「セリーヌ全集届いた!いえーい、いいでしょ」と私がはしゃいでみせたら、
「高価で美麗な本なんて、セリーヌが生きてたら否定するものじゃないか。そんなものをありがたがることは、セリーヌから遠い人間しかしない」
と、セリーヌを一行も読んでないのに言い放ってしまう人だった。
彼に「なんで卒論をサルトルじゃなくてセリーヌにしたの」と尋ねられ「顔が好みだったからです」と答える私もよくないが。

彼はよくダツコーチク、ダツコーチクという呪文で無知な田舎娘の私を啓蒙しようとしたが、私は「勉強しろ」と言われると昼寝する駄目人間なので、結局大学時代はろくにポストモダンなるものに感化されないまま卒業してしまった。
正確にいうとモダンにも辿り着いていない。
漢字の練習をしている。

でも、割と誰に対しても言いたい放題なので、意気地なしの私は彼にはっとさせられることがある。
特に印象深いのは、彼自身から聞いた話だが、彼が語学研修で渡仏していた時、丁度アメリカで起こったテロが騒がれている時だった。
フランスでは反米ムードが強かった。
そこで語学学校の授業中、教師がアメリカのイラク派兵に関する話を始め、クラスに一人いるアメリカ人の生徒に
「アメリカはどういうつもりなの」
となかば責めるように尋ねたそうだ。
そこで彼は「それは違うんじゃないの」と教師に反論したらしい。
「すごいだろー」と自画自賛の彼を認めるのはちょっと癪だったが(しかも「そのアメリカ人の女の子が可愛かったし自分に気があったと思う」とか言っていた)、教室の空気、先生と教師という力関係、しかも、その時点では語学学校にいる語学力だから話すこと自体が普段より難しい状況だったことを考えると、なかなかやれることではない、と思った。
教室で生徒にする質問としてどこがおかしいか、ということは詳しく説明しなかったが、
「アメリカは支持しないが、ヨーロッパが絶対じゃない。」ということを伝えたらしい。
私は「偉いですね」と言った。
私も同じことを感じ、行動できるだろうか。
自信が無い。

「あんな滅茶苦茶に理不尽なこと言われ続けて、よく今も彼と連絡とってるね」と共通の知人に言われるが、多分この思い出が私にとって強烈なものだったからだと思う。
理不尽なことで責められたことはそれはそれで今も思い出して嫌な気持ちになる。

「ポストモダンしか読んでないのに全てを語る人は信用できん。私はポストモダンもモダンも読んでないけどね!」
ということを言い、彼から「だからよしださんは駄目なんっすよ」と説教されたのが彼と直接会った最後の記憶だ。

5月8日の日記

2007年5月8日 日常
妹と電話。
仕事は順調そうだった。
昔の恋人とよりを戻した、という話を聞く。
割とろくでもない男性だったので、「大丈夫なの?大丈夫なの?」と何回も尋ねていると、
「就職どうなの」と切り返されてしまった。
忘れてた。

深夜映画

2007年5月6日 映画
テレビで「ウーマン ラブ ウーマン」というレズビアンをテーマにした映画をやっていた。
全3話のオムニバス形式で、時代背景を変えながら、レズビアンの登場人物がぶつかる問題を描いている。
2話目の途中から見たのだが、そこで描かれるエピソードが印象深かった。
フェミニズム研究会から排除されたレズビアングループが、男装するレズビアンを排除する、という構造が描かれているのだけれど、こういう問題は、性的マイノリティーの問題に関わらず、いたるところにあると思う。
いいなあ。これ。

4月17日の日記

2007年4月17日 日常
友人とのメールの中で「人妻になりたい」と書いたら「人妻になってネットラジオでもするの」とかえってきた。

愛欲は他人事。

4月15日の日記

2007年4月15日 日常
以前、「関心がなかったアイドルでも、夢に出てくると好きになる」
と、知人が話していた。
その時は「ばかだなあ」と笑っていたが、今日、なぜか夢に吉井ロビンソンが出てきて、なるほどなあと思った。

大学時代、実家近くの美容室にでかけた。
気だるそうな男性が担当してくれた。
「大学は何科ですか」とたずねられたので仏文だと答えたら、
「バタイユ、エロいっすよね……」という答えがかえってきた。
その時は特に何も思わなかったが、後で人に話すと反応が大きかった。
久しぶりにその美容室に行ってみたら、もうその男性はいなかった。

4月14日の日記

2007年4月14日 映画
夜中に『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を観る。
二回目なのだけれど、じーんとした。

「インモラル 淫らな関係」というVシネの柳ユーレイが非常にタイプなのだけれどあまり人に言えない。
友人から電話。大変だなあ。
一方私は下種な人間なので、いっそのこと「このカレーうまいでゲスなあ」とかもうこういう口調で話したいとかそういうことをとりとめなく喋る。
気になる会社が採用をかけているけれど、「後々契約社員になる可能性もあるバイト」という、飛び込むには勇気のいる内容……。
しかも上京せねばならない。
生活できるのか。
うーんうーん。
とりあえず履歴書を書く。

ハセキョーはきれいだなあ。

4月9日の日記

2007年4月9日 日常
椎名林檎似のお姉さんにお会いしたり、知人に誘われ花見に出掛けたりした。

無職になって、友人らの仕事の愚痴が一気に押し寄せている。
これまでは、友人が電話をかけてきて「職場でこんないやなことがあった」とか話されても、「私だって大変なんだよ」という雰囲気があったので(いや、自分の方が大変だと信じていた)話し辛かったのだと思う。

この日記で、自分を綺麗に書きすぎている気がしてちょっと恥ずかしくなった。

4月6日の日記

2007年4月6日 日常
ハローワークに行って、ブックオフに行って、ミスド行って帰った。
ブックオフで内田春菊の『こんな女じゃ勃たねえよ』の1巻を立ち読みしたら、すごく暗い気持ちになった。

4月5日の日記

2007年4月5日 日常
家でインフルエンザが流行していたが、ようやくおさまった。
よかった。

ル・クレジオの『はじまりの時』は、結局ほとんど読まずに図書館に返却した。

4月3日の日記

2007年4月3日 日常
前回の日記は、なんだか感じが悪いなあ。
なんかろくなことやってないくせに未練たらたらで情けない。
実際はまだまだやるべきことがある。
ただ、色々と焦っているので、落ち着いて目の前のことをやろう。
でも先のことも考えよう。

若さにもたれかかって傲慢になるのって、みっともなくていやだなあ、と思っていたけれど、多分私にもそういう部分があるのだ。
格好悪いしよくないなあと思う。

今も昔も硬質な人間に憧れるのは、私がどうしようもない、ぐだぐだな人間だからだ。

3月31日の日記

2007年3月31日 日常
BSであしたのジョーを見ている。
力石かっこいいな……。

生まれて初めて体験できること、が沢山あることに感激しつつちょっと臆病になっている。

職種にこだわるのはあきらめようかと思う。
教育で、「きょうの料理 50年史」という企画が組まれている。
今日の放送は陳建民さんが講師の回だった(昭和56年放送分)。
「〜よろし」と喋っている本物の中国人を初めてみた。
でっかい中華包丁や中華鍋を素早く操る陳さんの動きは見ていて飽きないし、陳さんの勢いのある喋りとなぜかコック帽を斜めにかぶったキャラ立ちしたルックスも面白いし、たまに日本語が伝わりにくい部分があると、横にいるアシスタントが質問や解説を試みるのだがそれが上品で、陳さんの日本語を馬鹿にした感じがないのが気持ちいいし、なにより陳さんの料理に対する愛情が伝わってきて、かなり面白かった。
こういうのが毎週あれば嬉しいな、と思う。

3月28日の日記

2007年3月28日 日常
着替えている途中、上半身裸に黒タイツという格好でふと隣を見ると、同じように着替えている途中の恋人が何か言いたげだった。
そこで「どうしたの」と尋ねると、「それ江頭(2:50)みたいだね」という答えが返ってきた。
ベッドに倒れこんで真似をしてみたけれど、愚鈍なのでうまくいかなかった。

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