去年はとくに変わったことはなかったが、猫が一匹増えたのだった。
近所で飼われている雄猫は、毎日私の家にやってきて、裏口で母親にご飯をもらっている。
秋頃、その雄猫に子猫がひっついてきた。
その子猫は人間には心を許さず、雄猫が傍にいないと姿を見せない。
撫でようとすると、さっと物置の下にもぐりこむ。
ご飯を食べた後で雄猫にべったりひっついているところに近づき、抱き上げてひざの上に乗せてみたらカキーンと固まった。
そして逃げた。
毎日のように、ひざに乗せる→固まる→逃げられるを繰り返した。
そしてなんとなく、ひざに乗せる→固まる(しかしちょっとでも動くと逃げる)までこぎつけた。
しかしぱたりと姿を見せなくなった。
どこかに拾われたのだろうかどうしたのだろうかと思っていたところ、私が出社しようと玄関を出ると、いた。
雄猫は一緒にいなかった。
一目で分かるくらい弱っていた。
やせていたし、顔が目やにだらけだった。
今までは雄猫がいないとぴゅっと逃げ出したのに、私が近づいても座ったままだった。
私がしゃがんで撫でても、されるがままになっていた。
動物病院に連れて行こうか、でも連れて行ってもその場しのぎだし、野良のまま子猫一匹で冬は越せないし、どうしたものかと思っていると、ちょうど近づいてきた車に驚き、溝の中に隠れてしまった。
私はそのまま仕事へ行った。
次に子猫に会ったのは週末だった。
一匹で土管の中にいた。
目は目やにで完全に塞がっていて、ガリガリにやせていて、肛門からは寄生虫らしきものがぶらさがっていた。
抱き上げてひざに乗せると、されるがままになっていた。
ほとんど動く体力がないんだなと思い、とりあえず何かを食べさせようとしたが嫌がり、水しか飲まなかった。
動くのもやっと、という状態だった。
行き場が無いのだ、と思った。
その時、やはり動物病院に連れて行こう、そして家で飼おう、と決めた。
なんとかなるかと思ったが、家族の助けがあるおかげで、なんとかなっている。
父をよく噛む。
近所で飼われている雄猫は、毎日私の家にやってきて、裏口で母親にご飯をもらっている。
秋頃、その雄猫に子猫がひっついてきた。
その子猫は人間には心を許さず、雄猫が傍にいないと姿を見せない。
撫でようとすると、さっと物置の下にもぐりこむ。
ご飯を食べた後で雄猫にべったりひっついているところに近づき、抱き上げてひざの上に乗せてみたらカキーンと固まった。
そして逃げた。
毎日のように、ひざに乗せる→固まる→逃げられるを繰り返した。
そしてなんとなく、ひざに乗せる→固まる(しかしちょっとでも動くと逃げる)までこぎつけた。
しかしぱたりと姿を見せなくなった。
どこかに拾われたのだろうかどうしたのだろうかと思っていたところ、私が出社しようと玄関を出ると、いた。
雄猫は一緒にいなかった。
一目で分かるくらい弱っていた。
やせていたし、顔が目やにだらけだった。
今までは雄猫がいないとぴゅっと逃げ出したのに、私が近づいても座ったままだった。
私がしゃがんで撫でても、されるがままになっていた。
動物病院に連れて行こうか、でも連れて行ってもその場しのぎだし、野良のまま子猫一匹で冬は越せないし、どうしたものかと思っていると、ちょうど近づいてきた車に驚き、溝の中に隠れてしまった。
私はそのまま仕事へ行った。
次に子猫に会ったのは週末だった。
一匹で土管の中にいた。
目は目やにで完全に塞がっていて、ガリガリにやせていて、肛門からは寄生虫らしきものがぶらさがっていた。
抱き上げてひざに乗せると、されるがままになっていた。
ほとんど動く体力がないんだなと思い、とりあえず何かを食べさせようとしたが嫌がり、水しか飲まなかった。
動くのもやっと、という状態だった。
行き場が無いのだ、と思った。
その時、やはり動物病院に連れて行こう、そして家で飼おう、と決めた。
なんとかなるかと思ったが、家族の助けがあるおかげで、なんとかなっている。
父をよく噛む。
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