わからない

2007年10月28日
K氏が非常にネガティブなので、私はたまに怒る。
先日も、就職試験で面倒な課題に取り組まねばならないことを話したら
「またいつもみたいに散々やったあげく駄目だった、ってことになる気がする」
と言われ
「やる前から落ちるとか言うな」
と怒った。

彼はすぐに謝り、また私も「怒りすぎた気がする」と思い、割とあっさり仲直りしたのだけれど、このようなことが度々ある。

このように彼のとても悲観的なところ(特に、最初から諦めてしまうような点)に苛立つこともあるのだけれど、
「彼の考えの中には私の分からないことがあるのだ」と思い黙る時もある。

数年前、彼が
「そのうち日本でも自爆テロがあると思う。あってもおかしくないと思う」
と話した。
彼は学生時代から学費を稼ぐために期間工をやっており、
「30、40で派遣で工場の人がいるけれど、中にはすごく精神的に追い詰められている人もいる。あの状態なら『どうせ死ぬなら自爆テロ』と考える人が出てきてもおかしくない。自分ならそう考える」
と言っていた(そして自分は将来そうなる気がする、とも)。
彼はそういった話をしながら「よしださんには分からんだろうけど」と言っていた。
「なんだとー!」と反抗したい気持ちもあったが、ブクブクと無駄に太って親が健在で学費も払ってもらっている私には当然「分からない」のだろうと思った。

だから『さようなら、私の本よ!』を読んで「インテリ集めて爆破かよ」という感想が出てきた。
結局「新しい人たち」に革命を委ねてしまうのか、しかも結局爆破か。という違和感があった。

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